ちょっとドギマギ親の家の片付け|片付けの説得にケアマネさん大活躍

実家を片付けると、親の暮らしが安全で豊かになります。

しかし、片付けるように説得を試みても、なかなか首を縦に振ってくれるものではありません。一体どうしたらいいのでしょうか?

日本家屋の玄関の写真

今日は、片付けトントンの事例をご覧いただきます。ひょっとすると、実家の片付けをうまく進めるヒントになるかもしれません。

事例1.部屋を片付けたい息子さんVS.片付けたくないお父様

「庭の不用品を回収してほしい」というお電話をいただき、すぐにお見積りに伺いました。

ご自宅に到着すると、ご年配の男性が出迎えてくださいました。さっそく不用品を見せていただくと、トラックの荷台半分にも満たないほどの物量です。

ほとんどが可燃ゴミで、すぐ目の前にはゴミの収集場所があります。正直なところ、お金をかけてまで業者に頼むのは、もったいないレベルかなと思いました。

<イメージ図>

見積りをしているスタッフの写真

見積り書を書き終わって、ふと気が付くと、ご依頼主様のお姿が見えません。玄関を開けてお呼びすると、中年の男性が出ていらっしゃいました。

何だか警戒されているご様子ですが、当然と言えば当然です。見ず知らずの人間が急に訪ねてきたら誰だって身構えてしまいます。

お話をしたら息子さんだとわかったので、「お見積りができ上がりましたので、お父様をお呼びいただけますでしょうか?」とお伝えすると・・・

その前に、ちょっと見積りを見せてもらっていい?

(あれ?なんか怒っていらっしゃる・・・?)ちょっとドギマギしながら、見積り書をお渡ししました。

結構かかるよね。ちなみに、おたくはどう思う?

たぶん、息子さんはあの物量で業者に依頼するのは反対なんだろうと思いました。

「私たちは商売なので、ご依頼があればやりますが、すでにお庭に出せているわけですし、すぐそこがゴミの収集場所なので、わざわざ費用をかけるのは・・・ちょっともったいないかなと思います」と、お答えしました。

そうだよね。実は僕も同じことを思っているんだよ!あそこまでやれたんだから、自分たちでもできるよね。

そうおっしゃってからお父様を呼びに行かれ、しばらくしてお二人で戻ってみえました。

あらためてお父様にも見積りをお見せして、「私たちが回収することもできますが、ご自身でちょっと頑張れば、費用がかからずに済みますよ」と、アドバイスさせていただきました。

ひとまず庭をスッキリさせたいから、回収してください。

(え?ホントに??)「よろしいんですか・・・?」

私が困惑しているのとは対照的に、息子さんは冷静です。

この営業さんはいい人だよ。わざわざお金をかける必要もないと言ってくれているのに、なぜわからないの?
庭の不用品よりも先に、部屋の荷物を片付けようよ。

張り詰めた空気が流れ始めています。ちょっぴりドキドキです。

いや、その前に裏庭にもたくさんあるから見てもらえる?

裏庭を拝見すると、陶器などが大量にありました。先ほどの不用品と合わせると1車パンパンになりそうな感じです。

すぐに再見積りをした料金をお伝えすると・・・

部屋は後でやるからいい。ひとまず、庭の片付けをお願いしたい。

庭は自分も手伝うから。なるべく余分なお金は使わずに、部屋の片付けを業者さんにお願いしようよ。

話が進まなくなってしまいました。

お部屋の片付け料金がわかれば話も進むかもしれないと思い、お見積りを提案したら、お部屋を案内してくださいました。

お見積りが済み金額をお伝えすると、息子さんからご質問がありました。

こういう場合、皆さんどうされているんですか?

過去の事例をあれこれ思い出しながら、「親御さんがいない間にスッキリさせてしまったこともありますし、双方で話し合いながら少しづつ進めたこともあります」とお答えしました。

もう一度、お父様と息子さんでゆっくりと話し合った上で、あらためてご連絡をいただくことに。

数日後、庭の不用品だけ処分してほしいというご依頼をいただきました。やはり、家の中は触ってほしくないというお父様の思いが強かったからだそうです。

ひとまず庭だけでも片付けることができ、お父様には喜んでいただけました。

ご両親のことを思って片付けたい息子さんと、恐らく奥様のことも思ってそのままにしておきたいお父様。実家の片付けはなかなか難しいものです。

次のブログは、少しずつ説得し、最終的には丸ごと一軒の片付けに成功した事例です。

お客さまの声・実績

事例2.片付けの説得にケアマネさんが大活躍

「もうすぐ母が退院するので、暮らしやすくなるように片付けてほしい」と、息子さんからご依頼いただきました。

電話をしているスタッフの写真

お宅に到着すると、息子さんが詳しいお話をしてくださいました。

息子さんが話しても、お母様は聞く耳をもってくれませんでしたが、ケアマネさんがうまく説得。素晴らしいです。

片付け当日も、ケアマネさんが応援?説得?に来てくださるそうで、とっても助かります! 力を合わせて、暮らしやすいお部屋にしたいと思います。

片付け1日目

お母様とケアマネさん、スタッフの3名体制で片付けを開始します。

消費・賞味期限が切れた食品や古い薬、100個以上あるビニール袋などはスムーズに処分することができました。

ハサミや爪切りなど、同じ物がたくさん出てくるのは、片付けあるあるです。そんな時、ケアマネさんが上手に誘導して・・・

これ、さっきも同じのを取っておいたね~。もし使わなかったら私にくれる?

ケアマネさんが使うなら持ってって~。

う、うまい! 捨てるのには抵抗があっても、譲るのならば意外に手放してくれるものです。

こんな具合にちょっとずつ進めていったので、時間こそかかりましたが、お母様も納得して減らしていくことができました。

片付け2日目

午前中は、お母様とスタッフで作業をし、ケアマネさんはお昼から参戦します。

お母様に聞き取りしながら分別を始めましたが、「ケアマネさんが使うって言うかもしれないから」とおっしゃって、一向に物が減りません・・・。

ケアマネさんとは良い関係なんだろうなぁと思いました。

止むを得ず作戦を変えて、書類の分別を始めたところ、お母様は書類には執着がなかったようです。この作戦が成功して、午前中のうちに書類関係の分別はすべて完了しました。

午後一番、ケアマネさんがいらっしゃったので、昨日のようにタッグを組んで、リビング~押入れへと進めていくこと3時間・・・。介護ベッドを置く場所の確保と、物を半分に減らすという息子さんのご希望も、無事に達成することができました。

片付け実績

片付けが終了し、お母様にご挨拶をした時「今度、同じように片付けたくなったら、あんた(スタッフ)を呼べばいいね」と、おっしゃっていただき、疲れも一気に吹き飛びました!

片付けトントンをご利用いただき、本当にありがとうございました。

まとめ

今日は、実家の片付け事例を2つご紹介しましたが、どちらも、実家を片付けて暮らしやすくしてあげたいという息子さんの思いがありました。

しかし、ご本人様が片付ける気持ちにならなければ、なかなか進めることができません。お子さんが説得しようとしても、親子の場合は距離が近いぶん、お互いに言いたいことを言ってしまい、ついつい喧嘩になることも。

実家の片付けは、なかなか一筋縄ではいきません。

そんな時は、キーパーソン(お孫さんや、今回のようなケアマネさん)がいると、受け入れやすくなるのかもしれません。

日々の暮らしが豊かになったら、それは本当にステキなことですよね。

実家の片付けについて書いた次のブログも、よろしければご覧ください。

お客さまの声・実績

https://kataduke-tonton.com/howto/24086/

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