お隣からの水漏れの苦情がきっかけで、ゴミ屋敷を片付けた事例をご紹介します。
また、ゴミ屋敷・汚部屋を片付けることにした「きっかけ」にはどのようなものがあるのかについても、片付けトントンの実績をもとに調べてみました。
ゴミ屋敷・汚部屋を片付けた「きっかけ」の統計
なんとなく水漏れが「きっかけ」のケースが多いような気がします。
詳細な内容のわかる最近のデータ(42件)を分析したところ、「きっかけ」は次の4つに分類できました。
【1.引っ越し】
住宅の解体、結婚、転勤、心機一転したい、などの理由で引っ越すことになった。
【2.今の家で快適に暮らしたい】
部屋をスッキリさせ、快適に住み続けられるようにしたい。
【3.消防、ガス点検】
消防やガスの点検のため、入室したいと通知が来た。
【4.水漏れの苦情】
水漏れの苦情があり、原因を調べるために管理会社が来ることになった。
上記4パターンをグラフにしてみます。
半数強は【引っ越し】がきっかけで片付け。【今の家で快適に暮らしたい】は全体の約3割でした。
一方、【水漏れの苦情】は1割もありました。ゴミが多いと水漏れの発見が遅れるなどして、苦情に結び付きやすい傾向があるようです。
水漏れがきっかけ!名古屋市中区1K
水漏れの苦情で片付けることになった事例をご紹介します。
「ゴミをたくさん溜めてしまったので、今日にでも片付けてほしい。」というお問合せをいただきました。
当日のご希望とは、よほどのご事情があるはず。すぐお見積りに伺いました。
お見積もり
間取りは1K。玄関周辺のゴミは少なめですが、ウォーターサーバーのボトルがいくつも転がっています。また、遠目にリビングが見えますが、かなりの山積み状態です。
処分する物は、弁当の空き容器、ペットボトル、漫画がほとんどなので、分別は比較的早く終わりそうです。しかし、今日のお昼からの作業ではさすがに厳しく「明日なら対応できます」と、ご依頼主様にお話しました。
すると、管理会社に確認をされたのち、翌日作業にてご成約をいただきました。
隣のお宅から水漏れの苦情があり、管理会社が調べにきたところ、ゴミ屋敷であることが発覚。「水漏れの原因を調べたいので、すぐに何とかしてください。」と言われたそうです。
片付け作業の様子
引き続き住み続けるとのことで、下記の物は取っておき、残りはすべて処分します。
残すもの:テレビ、エアコン、洗濯機、冷蔵庫、ウォーターサーバー、ベッド、ハンガーラック、分けてある服
ご予算の都合上、基本的に清掃は含んでいませんが、ガッツで早く片付けて、可能な限り清掃したいと思います。
玄関の片付け
玄関はゴミが少なかったこともあり、すぐに片付きました。
それほど汚れていなかったため、掃除機掛けをして玄関周辺は完了です。
洗面所の片付け
洗面台には大量の髪の毛がありました。
洗濯機の上にあるのは取っておく服です。
洗面台の汚れは非常に手強かったですが、丁寧に清掃を行いピカピカになりました。
お風呂の片付け
シャンプーなどがたくさんありますが、かろうじて浴槽は使えそうです。
ゴミはすぐに片付きましたが、カビや水垢などの汚れが強いため、清掃には時間がかかりそうです。
手強い汚れのある部分は、時間内には落とし切れませんでした。
キッチンの片付け
飲食後のゴミが山盛りになっており、キッチンは使えません。
軽めの清掃で綺麗になりました。
リビングの片付け
一番高いところは、肩のあたりまでゴミが溜まっています。
【リビング360°ビフォー写真】(Internet Explorer 、一部のスマホで見ることができない場合があります)
リビングの片付けは、3名体制です。
床に水が染み込んでいるためか、歩くとグニャグニャした感触が伝わってきます。
中性洗剤とプラスチックヘラを使い、床にこびりついた汚れを取り除いていきます。
できる限りの清掃を行いましたが、すべての汚れを取り除くことはできませんでした。
【リビング360°アフター写真】
ゴミ屋敷片付け料金
・スタッフ人数:6名×1日
・排出量:可燃・不燃ゴミ約500kg、ペットボトル15kg、缶類10kg、ビン10kg、紙類240kg
・ご請求金額:340,000円
片付けを終えて
部屋の中がカビ臭かったため、最後に消臭剤を噴霧しました。
スタッフの日報です。
【竹内】
ゴミの量が多いため、分別作業を5名で行ってもらい、自分はひたすらゴミを運搬しました。リビングの床は汚れが酷く、フローリングの隙間から水が染み出てくるので、綺麗に仕上がりませんでした。水漏れの原因はわかりませんでしたが、部屋中にカビの臭いがしていました。
【古畑】
上のほうはカサカサした軽い状態のゴミばかりで、すぐに片付くかなと思ったのですが、下へいくにつれて濡れた細かいゴミに変わっていき、思ったよりも時間がかかりました。回収業者がくるまでに何とか分別も終えられたのは、全員の頑張りがあったからだと思います。
水漏れを起こさないために
何気なく暮らしていると、トラブルが起きそうなことを、ついついやってしまいがちです。
トイレの節水のため、必要以上に水の量を少なくしている場合、トイレットペーパーをたくさん流すと簡単に詰まってしまいます。極端に水の量を減らさないようにした方が良いと思います。
油がたくさんついた食器をそのまま洗うと、排水管の中で冷えて固まります。油汚れを新聞紙やキッチンペーパーなどで拭き取ってから洗いましょう。
洗面所やシンクの詰まりは、よくあるトラブルです。特に、水回り付近には、小銭、ヘアピン、綿棒など詰まりの原因になるような物を置かないようにしましょう。
お風呂場では、気付かぬうちに髪の毛が大量に流れています。定期的に排水溝に残った髪の毛を取り除くようにしましょう。
私も忘れてしまうのですが・・・洗濯機の蛇口を常に開けっ放しにしていませんか?
常時、蛇口とのジョイント部に水圧がかかると、部品の破損が起こりやすくなるそうです(長い間使って劣化している場合は特に)。
水道パッキンの劣化、エアコンからの少量の水漏れも、長い間放置すると建物に被害を及ぼします。早めに修理しましょう。
水漏れを起こさないためには、日頃からのちょっとした意識が大切です。
ゴミ屋敷片付けに関するお役立ち記事
次のブログは、ゴミ屋敷になったマンションを放置すべきではない理由について書きました。
https://kataduke-tonton.com/voice/23541/
ゴミ屋敷や汚部屋は、そのお宅ごとにゴミの量や汚れ具合が大きく違いますから、お見積もりに伺わないと正確な金額を出すことはできません。
そこで、どのくらい料金がかかるのかをご想像いただけるよう、「片付けトントンの豊富な片付け実績、リアルな料金相場」について記事にしました。
中日新聞朝刊折込 シニア情報紙『ローズ』2020年1月号の記事紹介
2019年1月から2020年3月まで、「実家の片付け」というテーマで連載をしました。
2020年1月号は「実家の片付け作戦」というタイトルです。
よろしかったら、次の記事もご覧ください。
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片付けトントンは、ゴミ屋敷・汚部屋の片付けを承っています。まずは、お気軽にお問い合わせください。サービスエリアは愛知県内(一部地域を除く)です。
詳細は、「ゴミ屋敷片付け・掃除ページ」をご覧ください。