遺品整理の最初の一歩をお手伝い

片付けや整理収納、遺品整理の仕事は、なかなかパターン化できるものではありません。ご事情を十分に配慮し、ご依頼主様が前向きになれるよう、精一杯工夫しなければいけないものだと思います。

お問い合わせのメールが届いた

ある日、「部屋が散らかっているので、整理整頓をしてほしい」とのメールをいただきました。お名前からすると女性です。

早速メールを差し上げると、何らかの事情でお急ぎとのこと。加えて、見積りも作業も、女性スタッフのご希望でした。

見積りスタッフは、男性のみであることをご了解いただき、お見積りの日時を決めました。

お見積り

お宅はマンションの一室です。奥様にご挨拶をして、お部屋に入れていただきました。

「すみません。こんな汚い部屋で」と何度もおっしゃっていましたが、「大丈夫です。このぐらいなら、すぐに片付きますよ」とお話しました。

汚部屋になってしまった経緯

いろいろお話をお聞きしている内に、お子様を亡くされた悲しみから、片付けができなくなってしまった、ということがわかりました。ご家族も同じような状態のようです。

「友人も心配してくれているが、部屋に招くことができなくなってしまった」と、悲しそうにおっしゃっていました。

業者に頼もうと思ったきっかけ

片付けトントンにメールするまでには、相当悩まれたようです。

「これを、見ず知らずの人にまかせてよいものなのか?と悩んでいる内に、来客の日が迫ってきた・・・。それまでには、絶対に片付けないといけない」

結局、自分では無理なので、ネットで検索して、片付けトントンを見つけてくださったそうです。

ご依頼内容

当初は、処分する物はないとのことでしたが、収納スペースに対して物が多すぎることを、やんわりとお話してみたら、要らない物もあるとおっしゃってくださいました。

また、引越しを控えているということだったので、収納しきれない物は段ボールに入れることになりました。

その他の細かな作業内容を確認し、その場で金額をお出ししたところ、「明日片付けてほしい」とのこと。大急ぎで女性スタッフの手配をしました。

「お引越しまでに要らない物を処分できれば、引越し費用を抑えられるはずです」とも提案しておきました。

作業実績

女性スタッフ2名、1日の作業でした。

リビング

・床に散乱していた服を、男女・夏冬別に分けながら、畳んでダンボール詰め

・床に散乱していた化粧品、プリクラ、市販薬を、 分類してお菓子の空箱に整理

和室

・洋服ダンスの引き出し3段分の服を処分(会社に持ち帰り)

・床に散乱していた服、靴下、下着、タオル類を収納(下着・タオルは洋服ダンスに、服・靴下は畳んでダンボール詰め)

リビングと和室の間

・和室と洋室の境の鴨居部分に、びっしり服がかけられていて、かがまないと通れなかったため、冬物の服を畳んでダンボール詰め

キッチン

・洗い物をして、食器を食器棚に収納

・余った鍋・フライパンなどは段ボール詰め

・賞味期限切れの食品の仕分け

その他

・床、畳の清掃

・詰め終わった段ボール(約10箱)を、邪魔にならないように壁際に積み上げ

・可燃ゴミを袋詰め(45リットル1袋)

作業を終えて

ご依頼主様が急な仕事で立ち会えず、スタッフだけの作業になりました。作業終了後もお会いできなかったので、どんな評価をいただけるかドキドキです。

スタッフが会社に戻ってきてから、奥様からのメールが届きました・・・

メールをチェックしているスタッフの写真

「ひとこと!感動しました。思い切って相談して良かったです。この機会に、頑張って、またお部屋をキレイにしていきたいと思います。」

本当にありがたいお言葉!暖かい気持ちになれました。

この仕事って、本当にやりがいがあります。1件でも多く、こういったご依頼に関わっていきたいと思いました。

遺品整理の仕方

遺品整理の仕方は、次のブログに詳しく書きました。

https://kataduke-tonton.com/howto/9640/

縁起でもないことを申し上げて恐縮ですが、生前整理を始めようと思う方は、遺品整理の仕方にも目を通しておくと参考になると思います。

・・・

片付けトントンは、遺品整理や実家の片付けを承っています。弊社の遺品整理士が、心を込めてお手伝いさせていただきます。

詳細は、「遺品整理サービスページ」をご覧ください。

遺品整理サービスページ

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