ゴミ屋敷や汚部屋の片付けにお邪魔する時、私たちが持っていく道具一式のご紹介をさせていただきます。
ご自身で片付ける際の参考にもしていただけると思いますので、ぜひご覧ください。

準備の様子
前日に指示書を確認し、道具類を準備します。

持ち物リストにチェックしながら道具を選びます。

当日の朝は、ミーティングをしてから出発です。
【360°出発前の写真】(Internet Explorer 、一部のスマホで見ることができない場合があります)
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さて、どんなものを積み込んでいるのでしょうか?
体を保護するもの
ゴミ屋敷・汚部屋を片付ける時は、安全に作業するという心構えがより大切です。
基本の持ち物
マスク、スリッパ、靴カバー、作業用手袋(ゴム・ビニール手袋、軍手)
スリッパは使い捨てになることも多いので、100均で購入しています。

ゴミが多くて危険なものがありそうな時は、安全靴に靴カバーを着用し、ゴミが減ってきたらスリッパに履き替えます。
【一口メモ】
物がつかみにくいと効率が悪くなるので、作業用手袋はグリップがよく利くように、滑り止めが付いたものを使っています。

汚れが強い場合
使い捨ての防塵服、長靴、保護メガネを着用して作業します。

眼鏡が曇って、心なしかマスクがずれているようにも見えますが・・・
とても頼りになりそうです。(^^)
殺虫、防虫、除菌、消臭に必要なもの
ゴキブリ、ハエ、ハチ、蚊などの駆除や、染み付いた臭いなどを除去するための道具も必要です。
基本の持ち物
殺虫剤、虫よけ(蚊取り線香)
ゴキブリが大量に繁殖している場合、バルサンやアースレッドなどの殺虫剤を使います。

殺菌や消臭が必要な場合
少し臭う程度なら、簡易な機械で作ったオゾン水を壁や床などに噴霧します。

臭いが強い場合は、オゾン発生器で部屋の隅々までオゾンを充満させます。消臭・殺菌効果は高いですが、オゾン発生器の作動中は人もペットも部屋に立ち入ることはできません。
分別に必要なもの
分別する時に使うものをご紹介します。
ゴミや資源の分別に使うもの
市町村指定のゴミ袋、90Lの透明袋、手箕(てみ)、ビニール紐

【一口メモ】
大量のゴミを仕分ける時は、手箕(てみ)があると便利です!

選別したものを一気にゴミ袋へ流し込めるので効率アップ。ただし、ライターや小銭など細かいモノを見落とさないように注意が必要です。
梱包資材
ダンボール、梱包テープ、養生テープ、油性マジック

取っておくものは、空いた小箱に入れることが多いですが、ご要望に応じ新品のダンボールを持参し、詰めてお渡しすることもあります。たくさんある場合は、ダンボールに何を詰めたのか書いておきます。
【一口メモ】
梱包テープは用途により使い分けます。
クラフトテープ(紙製):粘着力が強く、安価です。ただし、表面がツルツルで文字が書けない、重ね貼りができない、はがしにくいといったデメリットがあります。

布テープ:粘着力が非常に強く、手で簡単に切れ、頑丈なので使用する場面を選びません。コストがやや高いのが難点です。

養生テープ:粘着力が弱く、はがしやすため仮止めなどに適しています。手で簡単に切れ、跡が残りにくいという点で非常に使いやすいです。

使い勝手がよいため、布テープと養生テープを中心に使っています。
解体などに必要なもの
大きすぎて運び出せない時には、解体をします。
身に着けているもの(7つ道具)
スタッフには、道具セットが支給されています。

すべて中身を出してみました。

左から、スタビードライバー、ミニモンキーレンチ、ミニ六角棒スパナセット、マイクロニッパー。
それぞれの使用例をご紹介します!
スタビードライバー
柄が短いので、普通の長いドライバーでは使えない場所でも大丈夫です。洗濯機や電子レンジのアース線を外す時などに重宝します。

ミニモンキーレンチ
ボルトやナットの大きさに合わせてサイズ調整ができるので、使い勝手が良いです。

ミニ六角棒スパナセット
六角穴付きボルトは、家具などに良く使われています。
コンパクトでも普通サイズの家具なら十分解体できる優れものです。

マイクロニッパー
針金などを手軽に切断できるマイクロニッパーも、意外に役立ちます。

腰袋に必要なものを入れておくと便利ですね。
道具箱、脚立など
道具箱も必須です。

運搬に必要なもの
床や壁を保護したり、運搬を楽にするための道具です。
保護するためのもの
養生マットを敷いたり、ブルーシートを養生テープで固定するなどして、床や壁に傷がつかないようにします。

通路が狭い場合や、リユースする場合、大きな家具などをジャバラで包み込みます。また、ラッシングベルトで固定すると、ジャバラが滑らなくなり運搬しやすいです。

運搬が楽になるもの
取っ手がついていない大きな物は、肩掛けパッドを使い2人で運び出します。

状況により台車も使いますが、オーソドックスなのは取っ手付き台車です。取っ手のない平台車は小回りが利き、カゴ台車なら一度にたくさんのものを運べます。

エレベーターがない時は、三輪階段昇降機を使います。体への負担が少なく安全に運搬できます。

大きすぎて階段から降ろせない場合には、ロープで吊り降ろします。
掃除に必要なもの
どこの家庭にもあるものも、たくさん使っています。
ホコリの除去に使うもの
ホウキ、チリトリ、洗車ブラシ、刷毛(はけ)、掃除機

ホウキとチリトリで大きなゴミを取り除いたあと、洗車ブラシで上からホコリを払い、細かい部分には刷毛(はけ)を使います。
最後は掃除機で仕上げます。
【一口メモ】
大掃除など、広範囲のホコリを払う時は、洗車ブラシを使うと効率的です。

洗車ブラシは、毛の長さ7cmほどで、やわらかめのPP素材が使いやすく、おすすめです。
階段、窓のサッシ、照明などの掃除には、小回りの利く刷毛(はけ)が便利です。

毛の長さが5cmほどで、少しやわらかめの豚毛がおすすめです。
汚れの除去に使うもの
まずは、バケツと雑巾がないことには始まりません。

雑巾は、古い手ぬぐいなどを再利用すればよいと思います。
スポンジ類
スポンジ、アルミメッシュスポンジ、スコッチブライトは、掃除する場所の素材や汚れの度合いを考慮して使い分けます。

ブラシ、ヘラ
スポンジ類で落とせなかった汚れには、タイルブラシ、Jブラシ、プラスチックヘラなどを使います。
素材を傷つけないよう、擦りすぎには注意です。

【一口メモ】
Jブラシを使うと、細かい隙間や継ぎ目部分の掃除がはかどります。

ちなみに私は・・・古くなった歯ブラシで代用しています。
プラスチックヘラにタオルを巻いて、窓のサッシ部分の隙間や角の掃除に使います。

仕上げ
マイクロファイバークロスは、繊維のきめが細かくギザギザなので、汚れをしっかり絡めとってくれます。また、吸水性や速乾性が高いので拭き上げに適しています。

ただし、柔らかい素材を傷つけるおそれがあるので、コーティング・塗装されたもの(漆・メッキ・ワックスなど)には使わないでください。
洗剤
汚れを落とすのに洗剤は欠かせません。酸性、中性、アルカリ性など、汚れの質によって使い分けています。

まず水拭きをし、汚れが取れなかったら中性洗剤を使います。
さらに中性洗剤でもダメだったら、酸性洗剤やアルカリ性洗剤で汚れを落とします。
【一口メモ】
竹内は、「これ1本でどこでも掃除できる!」と、ウタマロクリーナーを好んで使っています。

特殊な汚れの場合
カビや尿石といった強い汚れには、カビキラー、サンポールなどを使います。
「混ぜるな危険」の表示がある物は、間違った使い方をすると大変危険なので、使用上の注意をよく守りましょう。

水道や電気が使えない場合
ワークライトやタンク式の充電高圧洗浄機があれば、水道や電気が止まっていても対応できます。

どうしても電気が必要な場合には、発電機を持っていくこともあります。
伐採や除草に必要なもの
ナタ、太枝切バサミ、チェーンソー、草刈り機、噴霧器(除草用)
帰社後のメンテナンス
片付けから戻ったら、道具類をすべて降ろします。

使った道具をメンテナンスをして、元の場所に戻したら完了です。

次の準備がすぐにできるよう、日頃から整理整頓を心掛けています。
今週の出物コーナー
お客様にいただいた可愛らしい物、クスっと笑えるような物をご紹介するコーナーです。
今回は、雪だるま弁当箱です。

このキュートな姿を一目見て、ご依頼主様に「これ、いただけませんか?」と、前のめりで交渉してしまいました。
調べてみると、誕生したのは1987年8月。雪だるまなのに、なぜ誕生日が真夏なの?とツッコミたくなってしまいました。

新潟駅、新津駅の駅弁売場で販売しており、定番の白をはじめ、ピンク・青・橙・緑色があります。
さらに、幻と呼ばれている黒色は、予約でも確実に入手できるわけではないそうです。
しばらく触っていると、面白い仕掛けに気付きました。

な・・・なんと表情が変わりました!かわいい・・・。
眉毛と鼻が可動式なので、その日の気分に合わせて、お好きな顔が楽しめます。
さらに、食べ終わった後は貯金箱にもなるという優れもの。

500円玉が約600枚、30万円相当も入るようです。なんて機能的なお弁当箱なんでしょう、ちょっぴり感動しました。
捨てられずに取っておいた、ご依頼主様の気持ちが、私にも少し分かりました。

次はどんな出物に会えるのか、ちょっぴりワクワクしています。
汚部屋掃除を成功させるには、あることを意識するかどうかが大きなポイントです。
ゴミ屋敷や汚部屋は、そのお宅ごとにゴミの量や汚れ具合が大きく違いますから、お見積もりに伺わないと正確な金額を出すことはできません。
そこで、どのくらい料金がかかるのかをご想像いただけるよう、「片付けトントンの豊富な片付け実績、リアルな料金相場」について記事にしました。







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