どんな仕事でも、やはり教育は大切です。今日は、片付けトントンがスタッフにどんな教育をしているのか、ざっくりとご紹介します。
片付けスタッフの選任
片付けトントンを運営する(株)中西は、片付けのほか、地域の資源回収や中間処理などの仕事もしています。
片付けスタッフを選任する時には、なるべく本人の希望を優先するようにしていますが、お客様とのコミュニケーション能力や臨機応変に動ける柔軟性、手の早さなどの適正も考慮します。
基本的には、始めに資源回収の仕事をある程度してもらい、体力もついてきてから、片付けの仕事をするパターンが多いです。
基本事項の教育
片付けは、お客様相手の仕事ですし、住んでいる方の生活スタイルやプライバシーなどが、どうしても目に入ってしまうので、言動には気をつけなければいけません。
まずはマナー教育から。
ゴミ屋敷や汚部屋になってしまった方に対しては、お客様のお気持ちを十分に配慮するよう指導しています。
次は、作業時の注意事項を説明している様子です。
このほか、近隣の方々への配慮の仕方や、身だしなみ、トラブル時の対応などについても教育しています。
片付けに関する教育
ゴミや資源に関する法律、市町村特有のゴミ分別の仕方、片付けテクニックなどのメニューがあります。
法律の教育
ゴミや資源を運搬・処分する際には、廃棄物処理法の規制を受けます。したがって、スタッフは、法律の基礎を勉強しなければいけません。
社内教育のほか、社外講習会にも参加しています。
市町村特有のゴミ分別の仕方
ゴミ分別の仕方は机上教育もしていますが、近隣市町の資源回収をしていることもあり、経験を重ねるごとに自然に体に染みついていきます。
片付けテクニック
効率的な分別の仕方、運搬・収納テクニックなどの知識も必要です。
大きくて持ちにくい物は、肩掛けパッドを使い2人で運び出します。
エレベーターがない時は、階段昇降機の出番です。体への負担が少なく安全に運搬できます。
大きすぎて階段から降ろせない場合には、ロープで吊り降ろします。
清掃に関する教育
汚れの落とし方を正しく理解していないと、掃除の効率が上がりません。なので、洗剤の使い方や注意事項などについて勉強します。
洗剤によっては人体に悪影響を及ぼしたり、素材そのものを痛めてしまう可能性があるので注意が必要です。
たとえば、強いアルカリ性洗剤の場合、掃除用手袋などをしないで取り扱うと、やけどのような炎症を引き起こしたり、また、衣服などに付着すると、その部分だけ色が抜け落ちてしまうこともあります。
洗剤は、使用上の注意を必ず守って使用してください。
混ぜるなキケン!
使い方を誤ると命の危険性があるものについては、特に厳しく指導しています。
掃除の仕方の基礎
片付けトントンのYouTubeで、ハケブラシ・洗車ブラシ・Jブラシ・プラスチックヘラなどを使っている様子をご覧になった方がいらっしゃるかもしれませんが、道具をうまく使うと、掃除の効率が上がります。
実際に触ってもらいながら、特徴や使い方などを教えます。
「掃除は上から下・洗剤は下から上」が基本です。キッチン・お風呂・リビング・玄関など、場所ごとの掃除方法の基礎を教育します。
Jブラシを使った換気扇掃除を教えている様子です。
社内のシンクを使って、洗剤や道具の使い方を実践してもらいます。
左手にスポンジ、右手にJブラシと二刀流の構えです。細かい部分の掃除では、Jブラシが大活躍!
現場での教育
仕上げはOJT(実地研修)です。分別・袋詰め、養生や荷物の運搬、掃除の仕方など、教育担当が一緒に作業しながら指導します。
ここから先は、現場でどんどん経験を積んでもらい、将来はリーダーを目指してもらいます。
スキルアップ
スタッフが取得した資格について少しだけご紹介したいと思います。
1.整理収納アドバイザー
ハウスキーピング協会の認定資格。部屋の片付けに関する悩みに対して、問題点や原因などを明らかにし、解決方法を提案できるように勉強します。
2.ハウスクリーニング士
日本ハウスクリーニング協会の認定資格。プロとして必要な、汚れのメカニズム・洗剤の知識、道具の選び方、及び作業マナーなどを修得します。
3.遺品整理士
遺品整理士認定協会の認定資格。ご遺族様への配慮、遺品の取り扱い方法や手順、遺品整理に関わる法規制等を勉強します。
4.福祉住環境コーディーネーター
高齢者・障がい者の住む家や日々使う道具などを、より使いやすく、生活しやすい環境に整えるための知識を身に付けます。
5.刈払機取扱作業者
仕事として刈払機を使って草刈りをする場合は、刈払機取扱作業者安全衛生教育を修了しなければいけません。
6.チェーンソー作業者
業務としてチェーンソーを使う場合は、チェーンソー作業者の資格が必要となります。
まとめ
業者とはいえ、見ず知らずの人間を自宅に招き入れるのは、とっても勇気がいることだと思います。
それだけに、ご依頼いただいたお客様には「頼んで良かった!」と思っていただけるよう、常にスキルアップを目指し、誠実な対応を心がけていきます。
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