お母さまの施設入所に伴う片付け&大切にしていたアンティーク時計

片付けの仕事をしていると、状態が良くてまだまだ使えそうな物や懐かしい物・・・それこそ100年以上も昔の掘り出し物と出会うこともあります。

パソコンで作業しているスタッフの写真

今回は、物を大切に暮らしていらっしゃった方のお住まいを片付けた時のお話です。

明治時代のアンティーク掛時計

今回のお話のお宅を片付けていたら、こんなステキな時計が目に留まりました。

※写真は会社に持ち帰ってから撮影したものです

レトロな時計の写真

八角形のデザインが、レトロでとってもオシャレ!(^_-)-☆

思わず見とれていると、「これはなかなか珍しい物で、明治村から寄贈してほしいと言われたことがある」とのこと。

もう使うこともないし、どうしようかと迷われていたので、思わず「よかったらブログで紹介させてください」とお願いしてしまいました。

すると、なんとあっさり譲ってくださることに。

ヤッター、嬉しい~!

時計の下窓を開けると、メーカーのラベルが貼ってありました。

時計内部に貼ってあるラベルの写真

名古屋時計製造合資会社は、明治26年から約10年間しか操業していなかったので、その間に作られた数はそれほど多くないはず=珍しい時計と言えそうです。

ネジ巻きと振り子も揃っていたので動かしてみることに・・・。

ネジを巻いている写真

う、うごいた~!振り子の動きに合わせてカチッカチッと音を刻み、毎時0分になると、時間の数に合わせて「ボーン」という音が鳴りました!

100年以上も昔に作られた時計なのに、今でもちゃんと使えるのは、きっと大事に保管されていたからなのでしょう。古き良き物を大切にしていたお気持ちに、なんだか感動してしまいました!

片付けというと、まず処分するという流れがありますが、やはり物は大切にしなければ!

施設入所のため、お母さまのお宅を片付け

お問合せの時点まで時間を戻して、お話を進めます。

5月の連休明けのことです。

「1年ほど前にもお願いした者ですが・・・」という方から、お電話がありました。

どなただったかすぐにはピンときませんでしたが、電話をしつつパソコンで過去の情報を見たら、ご自宅の不用品処分と整頓のご依頼をいただいた方だ!と、瞬時に思い出しました。

バイクの話で盛り上がったり、作業のお手伝いをしてくださったり、とても優しい方だったので、強く印象に残っていました。

今回は、「母が住んでいた家を片付けてほしい」とのことでした。

お見積り

お母さまのお宅は、ご依頼主さまの自宅近くにある団地の一室で、高層階のため心地よい風が吹き抜けています。

ご依頼主さまとは約1年振りの再会です。まったく変わりない元気なご様子にホッとしつつ、再度お声掛けいただいたお礼を伝えました。

すると、「知り合いに紹介した時に渡しちゃったから、もう名刺はないけど・・・」とおっしゃりながら、携帯に保存した名刺の写真を見せてくださいました。

本当にありがたいことです!

ちょっぴりハイテンションになりつつ、お見積りをしました。

間取りは3DK。

長年お住まいだったという割にはとってもキレイで、同年代の一人暮らしの方と比べても、それほど物は多くなく、掃除もちゃんと行き届いています。

少し前にお母さまの施設入所が決まり、残っている物はほぼすべて処分し、退去清掃もしてほしいというご要望です。

お孫さんたちの写真が貼ってありますが、際限なくベタベタという感じはまったくなく、適度に良い感じの写真の量です。きっと皆さんがいい感じの距離感で過ごし、またお母さまもある程度ご自由に暮らしていらっしゃったのかなぁ、というのがうかがえました。

お風呂の湯沸し器は、入居後に取り付けられたそうです。

お風呂の写真

賃貸は原状回復の義務があるため、原則として、入居時になかったものは退去時に撤去しなければいけません。

家電製品はここ何年かで買い替えたらしく、まだまだ新しい物ばかりです。

キレイな冷蔵庫の写真

使えそうな家電製品は、ご近所にお譲りされるそうです。ご近所の方との関係が良かったこともうかがえますし、物を大切にするお気持ちがとても素晴らしいと思いました。

前回片付けた時に比べ、ゴミの収集運搬のルールが厳しくなっていて、見積り金額が割高になってしまいましたが、「前回、フットワークも軽く丁寧にやってもらえたから」と、ご成約いただけました。

ご期待にお応えできるよう、精一杯頑張ります!

片付け当日

高層階からの荷降ろしは時間がかかることや、可燃・不燃を同じ日に回収するのが難しかったため、2日間に分けて作業することになりました。

ご依頼主さまは、前回も作業させていただいたスタッフのことを覚えていらっしゃいました。1年も前なのに、いち業者のスタッフを覚えていてくださるなんて感激です!

貴重品や写真などに気を付けて分別・袋詰め。前もってご依頼主さまが目を通してくださっていたので、とってもスムーズです。

可燃ゴミの回収が終わり、明日出す予定の粗大ゴミをまとめておきます。

片付け中の荷物がまとまっている写真

夕方にはガス屋さんが来て、お風呂の湯沸かし器を取り外しました。

これで、初日の作業は終了です。

片付け2日目

2日目は、不燃や粗大の運び出しと清掃をします。

洗車ブラシで掃除をしているスタッフの様子

大きな家具などは、ご依頼主さまも運び出しを手伝ってくださいました。

本当にありがとうございます!

運び出し後の写真

午前中のうちに運び出しが完了し、早めに掃除を始めることができました。

元々キレイに使われていたので、掃除を担当したスタッフには物足りなかったかもしれません。

キッチン清掃後の写真

ピッカピカです!

ご依頼主さまの協力もあって、とてもスムーズに作業ができました。

このたびは片付けトントンにご用命いただき、ありがとうございました。

まとめ

古来から、日本では「物に魂が宿る」と考えられ、それを九十九神(つくもがみ)と言っていたそうです。

たしかに、片付けの仕事で生活に使われていた物に触れると、そこに住まわれていた方の人となりに触れているような感じがすることがあります。

私たちが関わらせていただくのは、とても短い時間ですが、できるだけ思いを汲み取って作業しなければいけないと思っています。

よろしかったら次のブログもご覧ください。

廃棄寸前を救出!100年前の金魚オルガン復活物語

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