ゴミ屋敷になってしまい、どうすれば良いかわからず悩んでいる間にも、ゴミはどんどん溜まっていきます。そんな時は、思い切って業者に相談することで、解決の糸口が見つかるかもしれません。この記事をご覧になり、悩んでいる方が第一歩を踏み出せたら嬉しく思います。
片付けのお問い合わせ
「すでに別の家を借りて生活しているが、前に住んでいた賃貸を退去するため、片付けと清掃を頼みたい」という電話が入りました。
つまり現在、2つの家を借りている状況です。家賃のことを考えると、早めに退去したいのでは?と思い、その日の夜、早速お見積りに伺うことにしました。
片付けのお見積り
目指すお宅は、住宅街の中にあるマンションです。到着すると、ご依頼主様とお母様が出迎えてくださいました。
詳しくお話を伺うと、ご依頼主様は警備会社勤務で、宿直や夜勤などがあるそうです。不規則で忙しいため、自分では片付けられないほどゴミを溜めてしまったとのこと。
遠方から様子を見に来られたお母様が、この様な状況になっていることを知り、「自分で片付けられないのなら、業者に頼んだ方が良い」とアドバイスをされたそうです。
お部屋の様子
・約7畳のワンルーム
・ゴミの量は膝下までで、弁当の空き容器やペットボトルが多い
・風呂場の浴槽に、袋詰めされたゴミやペットボトルが溢れている
・リビングには、テレビやパソコン、家具がほぼ残っている
今は別の家に住んでいるとのことでしたが、まだ家具などがあります。誤って処分することがないよう、残しておく物を確認しました。
パソコンやテレビ、一部の家具は残し、それ以外は処分してほしいとのご要望です。
当初は、片付けと清掃をご希望でしたが、ご自身で掃除をされるのなら費用が抑えられますと、ご提案したところ「それなら自分でしてみます。」とのこと。自分への戒めとして掃除する決意をされたそうで、私もできる限り力になりたい!と思いました。
ゴミ屋敷の片付け作業当日
玄関から廊下や台所周辺に2名、リビングに3名、計5名のスタッフで作業を始めました。まずは、可燃ゴミとペットボトルを中心に集めていきます。
袋詰めしたモノは、作業スペースを確保するため、一旦お風呂場に溜めておきました。
1.まずは部屋全体を眺め、たくさんあるモノ2~3種類に絞って分別する(この場合、可燃ゴミとペットボトル)
2.ライターや蛍光灯、電池など、あまりたくさんないモノは、除けておいて後で分別する
3.分別が済んだゴミは、作業の邪魔にならないところに一旦避難させる
4.迷ったときは思い切って処分する
リビングにあったゴミは、30分程でほとんど無くなり、家電製品など残しておくものは、空きスペースに移動し、まとめておきます。
ベッドと机は不要とのことで解体しました。
絨毯は折りたたみ、ガムテープでぐるぐる巻きにして、風呂場に溜めておいた可燃ゴミなどと一緒に運び出しました。
午前中に不用品やゴミなどのトラックへの積込みが完了しました。午後一番で、ご依頼主様に同乗していただき、市のゴミ処理場へ向かいました。
思ったよりも順調に作業が進み余裕が出そうなので、サービスで簡易清掃と引越し先への荷物の運搬を行うことにしました。
清掃作業の様子
まずは、天井や壁などのホコリ払いをします。掃除は上から、奥からが基本です。
フローリングの掃除機掛けを行い、汚れの手強い所は洗剤やプラスチックヘラを使い、丁寧に取り除きます。
最後は、窓や床を水拭き、乾拭きの順で拭き上げます。絨毯が敷いてあったこともあり、床面の状態が良かったので、綺麗に仕上がりました。
他のスタッフは、台所周辺、トイレ、ベランダなどに分かれて作業をしました。
浴槽がゴミで溢れていた風呂場もスッキリしました。
市のゴミ処理場から戻られたご依頼主様が、綺麗になったお部屋をご覧になり、とても喜んでいらっしゃいました。
片付け作業実績
・可燃・不燃ゴミ約350kgは、市のゴミ処理場へ持ち込み。
・ペットボトル50kg、金属類30kg、冷蔵庫1台、洗濯機1台などを処分。
スタッフの日報より
【古畑】
可燃ゴミとペットボトルばかりだったので、作業がとてもスムーズにいき、午前中の段階でゴミ出しはほとんど終わりました。清掃もしっかりと行えたので、満足していただけたと思います。
【兼子】
本日は主に運搬を担当し、お客様に同乗いただき市のゴミ処理場へ向かいました。道中「仕事が忙しく不規則なため、ゴミを出すタイミングがなく困っていた」というお話を伺いました。ゴミ処理場での様子をご覧になり「ここなら近いし、都合の良い日にゴミを出せるなら持ってきます」とおっしゃられました。困っていたことが少し解決できたようです。
ゴミ屋敷の片付け作業を終えて
分別作業が比較的容易だったため、清掃と運搬のお手伝いもできました。
また、市のゴミ処理場の利用方法を体験していただき、ゴミを出すタイミングが合わず困っていたという問題も解決できそうなので、ご依頼主様もスッキリできたのではないかと思います。
この度は、片付けトントンをお選びいただき、本当にありがとうございました。
ゴミ屋敷ビフォーアフター360°画像
ゴミ屋敷の片付け作業ビフォー360°画像(Internet Explorer 、一部のスマホで見ることができない場合があります)
ゴミ屋敷の片付け作業アフター360°画像
ゴミやモノの量が多いと、ご自身だけで片付けるのはとても大変です。
今回のように、新しい家を借り、2軒分の家賃を支払う前に、思い切って片付け業者に相談してみれば、意外にうまくいくのではないでしょうか。
すべておまかせにするのか、予算の範囲内で作業を頼むのかは、見積金額を見てお決めになれば良いと思います。
おひとりで悩まず、脱ゴミ屋敷への第一歩を踏み出してみませんか?
業者に相談したときの実例をまとめた下記のブログもご覧ください。
https://kataduke-tonton.com/voice/22199/
片付けトントンは、愛知県内(一部地域を除く)のゴミ屋敷片付けを承っています。
詳細は、ゴミ屋敷片付け・掃除ページをご覧ください。